能を観る。

650年ライヴで演じられてきた

「能」という名のジャパニーズエンターテイメント。

能とは?

能のルーツはシルクロード??
能はアジア大陸から日本へ渡った芸能をルーツとして、時代を経て独自のスタイルを作りました。アジアには同じルーツの芸能が数多く残っています。
面(おもて)と装束(しょうぞく)
能は面と装束を用います。装束は絹や金糸を使った豪華なもので、能面は檜などの木で出来ています。室町時代に作られた能面がいまだに舞台で使われたりします。
謡(うたい)
能の謡には和歌や漢詩が織り込まれています。メロディやリズムに載せて日本の心を謡います。歌詞を覚えて謡ってみよう!
舞(まい
能のダンスを舞といいます。謡や囃子に合わせて舞を舞います。
多彩なキャラクター
能には200曲以上の演目があり、太古から伝わる「翁(おきな)」をはじめ、神々や、源平の武将、恋をする美しい女性、怨霊、鬼神、天狗など様々なキャラクターが登場します。
日本の芸能は「芝居」から・・・。
芝の上に居ると書いて「芝居」。日本の芸能は野外で行われるストリートパフォーマンスから始まっており、能もそのひとつです。写真は奈良・興福寺「般若の芝」で、現在も能が演じられています。昔は雨が降って芝が濡れると公演は中止になりました。
「観能図屏風」(中央部分)神戸市立博物館蔵
天正16年(1588)、豊臣秀吉が聚楽第(じゅらくだい)に後陽成(ごようぜい)天皇を招いた時のものとされる屏風絵。観客には侍の他に華やかな着物を着飾った女性達や、キセルを吸っている南蛮人も見られます。この頃に能舞台のスタイルが確立したといわれています。
日本のオペラハウス
明治になるとヨーロッパの文化の影響を受けて室内に能舞台を設置した劇場・能楽堂ができました。能の観方も場所に寄って多様化していきます。写真は東京千駄ヶ谷にある「国立能楽堂」
「能は動かない」っていうのは間違い(笑)
能は曲目によって演じ方が違います。シットリとした幽玄の曲から躍動感のある曲まで様々です。

伝統芸能

「能」とは元来、「芸能」を意味する言葉だそうです。シルクロードを渡ってきた芸能が起源で、室町時代に世阿弥(ぜあみ)という人物が劇の中に、「謡」と「舞」を取り入れた「歌舞劇」として大成し、時の将軍・足利義満の賞賛を受けます。以降、江戸時代が終わるまで武士の間で愛され続けました。

 

能は世阿弥の生まれた時代から650年離れた現在に伝わっています。和歌、漢詩、文学作品や説話を取り入れて、歌とダンスで表現する能。
その中には「茶」「禅」などの室町文化のテイストや、日本の武士道精神など歴史の中で培ってきたものが生きています。ただ形を伝えるのではなく、昔と今を融合する事で、時代が変わっても生き続けるのが“伝統”なのです。

 

現代の日本はこれから100年後、200年後の能に一体どんな影響を与えるのでしょうか?

能を観るには?

○能の公演は主に「能楽堂」という、お能専用の劇場で行われています。お近くの能楽堂を調べたり、大きな能楽堂のホームページに行くと、公演の情報が掲載されています。

 

○まず、日程や料金など公演の情報をチェックしましょう!また、演目をチェックして、あらすじを調べるとよりわかりやすいです。→こちらがオススメ

 

○服装は着物じゃないとダメというわけではありません。もちろん着物の方も多いので着物を着るチャレンジの場としても良いと思います。

 

○公演の種類としては年間に数公演ある「定例公演」、役者が主催する「玄人会」、能楽愛好家の 発表会「素人会」、野外で行う「薪能」、神社・佛閣での「奉納」など色々な種類があります。

 

○薪能は野外で行うのでお能の雰囲気が楽しめます。色々な曲を観たい時は定例公演がオススメでしょう。また、「道成寺」などの特別な演目は「玄人会」で出る事が多いです。中には若手の研究会や、能楽愛好家の「素人会」を無料で公開しているところもあります。

 

○お能の音楽からはα波が出ているそうです。眠たくなって寝てしまうのもアリ!まずは自分の楽しみ方をみつけてみましょう。

 

○お能の様なライブパフォーマンスは、役者と観客で作っていくものです。携帯電話などの音は必ず切るようにしましょう。