2月1日(日)
正午12:00~
2/1 (Sat)
12 p.m.
金剛能楽堂 The Kongō Noh Theatre kongou-net.com
京都市上京区烏丸中立売上ル
※駐車場はございませんので、京都御苑の一般駐車場をご利用下さい
Address: Nakadachiuri-agaru, Karasuma-dori, Kamigyo-ku, Kyoto. 602-0912.
Subway Karasuma-Imadegawa (K06), South Exit (n.6). walk South 300m.
本公演では、大津祭の曳山にゆかりのある能の曲目を、独調・仕舞・居囃子・能などの多彩な上演形態でお届けいたします。それぞれの趣向を織り交ぜた舞台を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。
休憩30分 30 Minute Intermission
16時45分 終演予定
本公演では、能楽の多様な表現を味わっていただくため、
以下の上演形態を織り交ぜてご紹介いたします。
| 独調 | 謡・小鼓のみの簡素な構成 |
|---|---|
| 独鼓 | 謡・太鼓の構成(特別な手組を用いた演奏) |
| 仕舞 | 能の一場面を抜粋し、舞そのものの美しさを味わう形式 |
| 居囃子 | 舞を伴わず、謡と囃子で曲の趣を味わう形式 (※謡と囃子〈笛・小鼓・大鼓・太鼓〉による構成。雛人形の五人囃子の源流の一つとされています) |
| 能 | 能の基本の形であり、同時に完成された姿を味わう舞台形式 |
| 附祝言 | 祝言の曲を短く謡い添え、一日の公演を寿ぐ上演形式 |
平素より竜成の会の活動に温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。
昨年は節目となる第十回公演にて能「安宅」を勤め、五年にわたり続けてまいりました関蝉丸神社勧進能を、皆様のお力添えのもと無事に締めくくることができました。延べ1,161名もの皆様にお運びいただき、寄進額は130万円に上りました。改めて深く御礼申し上げます。
さて、皆様は滋賀県大津市に四百年受け継がれてきた「大津祭」をご存じでしょうか。毎年十月、13基の曳山が華やかなからくり人形を載せて町を巡行する、歴史と文化が息づく祭礼です。そのうち実に6基が能の物語を題材としています。さらに昨年12月にはユネスコ無形文化遺産に登録され、国内外から一層の注目が寄せられております。
本年の竜成の会ではこの大津祭にまつわる6曲を様々な形でご披露いたします。私はその中から、能「殺生石」を“女体”の小書(特殊演出)にて勤めさせていただきます。
皆様に舞台をご覧いただけることを励みに、本年も精進を重ねて参ります。ご来場を心よりお待ち申し上げます。
竜成の会 代表 宇髙竜成
1981年京都生まれ。二十六世金剛流宗家・金剛永謹、及
び父・宇髙通成に師事。初舞台は3歳。子方時代を経て、プロの能楽師となる。舞台活動の傍ら、初心者にもわかりやすく楽しめる「能楽ワークショップ」を企画し、フランス、韓国、アメリカなど海外でもワークショップを行う。
2015年より自主公演「竜成の会」を主宰。
2017年よりYoutube「竜成の会」チャンネルで動画配信を開始する。
2019年「関蝉丸神社芸能大使」に任命される。2020 年に京都市芸術新人賞を受賞する。
2023年に重要無形文化財(総合認定)に指定される。
現在京都を中心に活動中。
Noh performer of the Kongō School of Noh
Born in 1981.
Tatsushige trained with the 26th head of the Kongō School, Kongō Hisanori, as well as with his father, Udaka Michishige. He first appeared on stage at the age of three as a kokata, performing professionally from that time. In addition to his performance activities, he also produces Noh Workshops easily accessible to beginners which he has presented in France, Korea, the USA, and so on.
2015 established “Tatsushige no Kai.”
2017 started his Youtube channel. continuing his efforts to further promote noh.
2019 designated Ambassador of Entertainment for Sekisemimaru Shrine.
2020 received the Kyoto City Young Artist’s Prize.
2023 certified as a designated representative of an intangible culture property.
His activities are centered in Kyoto
2月1日(日)
正午12:00~
2/1 (Sat)
12 p.m.
(入会金・年会費:無料)
年に一度の竜成の会のご案内の他に、定期的にYouTube 竜成の会チャンネルを通じた文化情報の発信や、
宇髙竜成の公演情報をお知らせします。また会員限定の竜成の会のチケット先行予約も致します。
是非この機会にご入会下さい。
※竜成の会オリジナルグッズ付き
※1名追加につき3,500円
次世代の能楽ファンを育てる目的でご用意しました。お能を初めてご覧になる方、学生の方、舞台芸術を志す方、これらの条件に一つでも当てはまる方がお買い上げ頂けます。(証明書等は不要)
Next generation's seats is for students, artists and beginners.
6歳以上のお子様(お孫さんも可)とご一緒にお座り頂けるお席です。お子様と一緒に本物の芸術体験をどうぞ。二階席は親子限定シートなので、リラックスしてご覧下さい。
Family seats is for Parent amd child who is over 6 years old.
竜成の会では、歌詞テキスト・現代語訳付きの謡音源もお楽しみいただけます。事前に鑑賞いただく事で、お能の台詞が聞き取りやすくなります。
(チケットご購入後にダウンロードリンクをお知らせします)
2月1日(日)
正午12:00~
2/1 (Sat)
12 p.m.
(入会金・年会費:無料)
年に一度の竜成の会のご案内の他に、定期的にYouTube 竜成の会チャンネルを通じた文化情報の発信や、
宇髙竜成の公演情報をお知らせします。また会員限定の竜成の会のチケット先行予約も致します。
是非この機会にご入会下さい。
三等席のみのお取り扱い
(その他のお問い合わせは竜成の会事務局へ)
© 2024 Tatsushige Udaka
独調「鶴亀」
唐の玄宗皇帝の宮中では毎年の嘉例にしたがい、四季の節会の始まりに人々を集め、庭の鶴亀を舞わせ、月宮殿では雅やかな舞楽が奏され、皇帝の治世の安泰と繁栄を寿ぎます。
大津祭では「月宮殿山」という曳山があり、皇帝の前で鶴亀のからくり人形が扇を開き舞を舞います。
独鼓「西王母」
西王母は中国の伝説に登場する仙女です。仁政を敷く皇帝を讃えるため天より舞い降り、三千年に一度花が咲き実を結ぶ仙桃を捧げます。三月三日の桃の節句や曲水の宴にも縁のある物語です。
大津祭では「西王母山」という曳山があり、西王母の桃の中から童子が登場するからくりがあります。
仕舞「西行桜」
京都西山に、西行法師が住む庵がありました。そこには老木の桜があり、西行は「今年は桜を独りで静かに眺めたい」と思っていましたが、有名な西行庵の桜を見たい人々が花見にやってきます。わざわざ訪れた人々を追い返すわけにもいかず「花見にと群れつゝ人の来るのみぞ あたら桜の科にはありける」という和歌を読みます。その夜、桜の精が西行の前に現れ「非情無心の草木に浮世の科はない」と語り、花の名所の数々を語り、春の短夜に舞い興じます。
大津祭では「西行桜狸山」という大津祭最初の曳山があります。塩売治兵衛が狸の面をかけて踊った事が発祥となったもので、後に「西行桜」のからくりを採り入れ現在の形になりました。
居囃子「石橋」
平安時代、大江定基は妻と死別し寂昭法師と名乗り、唐に渡ります。やがて清涼山に行く途中で石橋にさしかかります。千尋の谷に、虹のようなアーチを描く石の橋は、一尺にも満たない幅で、一面に苔が生えています。ここは難行を経た者のみが渡れるという難所ですが、文殊菩薩の霊獣・獅子達はこの橋の上でただ舞い戯れるのでした。
大津祭では「石橋山」という曳山があり、寂昭法師と石橋の上で舞い狂う獅子のからくりがあります。
能「殺生石 女体」
玄翁という道人が、陸奥から都へ上る途中、那須野を通りかかります。すると、空を飛ぶ鳥が石の上に落ちるという、不思議な光景を目にします。そこへ一人の里の女が現れ、その石は「殺生石」と呼ばれ、近づく者に災いをもたらすため、近づいてはならないと告げます。
玄翁がその由来を尋ねると、女は、鳥羽院の御代、宮中に仕え帝を惑わした玉藻前の執心が、やがて石と化したものだと語ります。玉藻前は安倍泰成の占卜によって正体を見破られ、化生の身を現して那須野へ逃れ、ついには討たれたといいます。そう語り、女は自らをその石の魂であると明かし、姿を消します。
やがて玄翁が供養と引導を行うと、殺生石は二つに割れ、石魂は野干(狐の化身)の姿となって現れます。都を追われ、この地に隠れていたところを三浦介・上総介に討たれ、以来、怨念となって人々に災いをもたらしてきたことを語りますが、今は仏縁に遇い、もはや悪事をなさぬと誓い、野干の姿は消えてゆきます。
大津祭では「殺生石山」という曳山があり、玄翁が払子を振ると石が割れ、女官姿の玉藻前の顔が狐に変わるからくりがあります。また、小書「女体」では舞の型や、後シテの姿が常と変わり、九尾の狐の冠を戴く女性の姿で現れます。